今回はちょっとまじめな話なので、あんまり面白くないかも。。
(ゆるしてね)
前回まで4回かけて顧問料の回収について書いて、ついに完結しました!
でも、読みやすい文章にするために、細かい点を省略してたんです。
実は、そこに回収に成功した大きなポイントがありました。
今回は、債権回収に成功した重要なポイントについて書きます。
もし、今までに債権回収で失敗した方がいれば、今後は困らないためにも次のようなポイントを押さえてた方が良いと思います。
1.契約書をしっかりと交わしていた
当然ですが、私は顧問契約書を交わしていたんです。
そこに、顧問の業務内容に含まれるものと含まれないものも記載していますし、毎月何月分をいつ請求して、いつまでに払わないといけないかなど細かく記載していました。
これによって、相手が「この仕事をしてくれないから払っていないんだ!」などという変な言い訳をできなくしていますし、支払日に払っていないということも証明できました。
2.相手の銀行口座の番号を調べていた
裁判で勝っても、強制執行するために絶対に必要な事があります。
それは、相手の資産の情報です。
「どこに売掛金の債権を持っているか」や「銀行口座の情報」などです。
相手の財産を知っておかないと、差し押さえる対象が分かりませんので強制執行の大きな障害になります。
そのため、私は支払督促を送る前の段階から、相手の銀行口座の情報を調べていました。
つまり、最初の段階で、強制執行できる状態になったら「銀行口座に対して強制執行します」って伝えるつもりだったんです。
このセリフは、前回お伝えしたとおり非常に効果があります。
3.その他の証拠をしっかり残していた
契約を解除する前から、今まで請求した内容や相手とのやり取りのメールを残したり、電話の内容をメモで残していました。
もし、相手方がウソをついて逃れようとした場合は、反論できる準備をしていたんです。
また契約解除の際には内容証明郵便で、今までの事実を確定させて、更に相手に返済計画を自主的に作成してもらうことで債務を自分で認めてもらうなどの作業もしていました。
そのため、「未払いがある」という点について一切争いになりませんでした。
まとめ
結局のところは、
「こちらがきちんと仕事をした(義務を果たした)」、
「それなのに相手が払わない(義務を果たさない)」
これがきちんと証明できるかどうかが大きいです。
ただし、注意して欲しいのは、これは裁判で勝つための材料に過ぎません。
裁判に勝っても、差し押さえる財産を把握しておかなければ、全く意味が無いんです。
そのため、相手の資産(銀行口座や売掛金など)をしっかりと把握しておきましょう!
上記のような点を押さえるだけで、債権回収の成功率は大きく上がると思います。
この記事は、あくまで私が経験から得た個人的見解です。
こうすれば、絶対に上手くいくという保証はありませんし、このようにしてくださいという指南でもありませんのでご注意ください。
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