前に一度、行政書士業務あるあるを書いたのですが、今回はその第2弾です。
今までも結構踏み込んだことを書いていたつもりなんですが、「もっと踏み込め!」という声をもらったので、今回はもう少しだけ踏み込んだことを書きます。
行政書士あるある
行政書士は、本当に業務の幅が広いので、いろんなタイプの会社から依頼が来ます。
そんな中でも良くあるのが、「会社の社長はお飾りで、実質的なオーナーが別にいる」というパターンです。
オーナーが経営手腕のある人を社長に任命している場合は、全く問題ないんですが
そうではなくて、社長がオーナーの操り人形というこのパターンがヤバイんです。。。
依頼そのものは、実質的なオーナーから連絡が入るんですが、オーナーが来るのは最初の一度だけで
「○○の許可申請を依頼します。」
「あとは、うちの○○(お飾りの社長)が対応するから。」
こんな感じで、お飾りの社長が依頼の窓口になることが結構多いんです。
これが結構大変。
お飾り社長には、何の権限も無い
ある許可を取るためには、会社からいろんな情報を聞き取る必要があります。
これはどうしますか?ここはどうなっていますか?と細かく聞きます。
さぁ、ここで問題発生です。
お飾りの社長は、オーナーの操り人形でしかなく、何の権限もないし詳しいことが分からないんです。
権限が無いから、ある事項を決めないといけない時に決定できない。
なので、詳しいことを聞くと「オーナーに確認します」と言われるんです。
そしてまたその確認が遅い遅い。
で、話がなかなか進まないんで、オーナーに直接連絡をすると何だか話がかみ合いません・・・。
どうやら、お飾りの社長がオーナーに上手く説明できてないようです。。。
こう言っちゃ悪いのですが、お飾りの社長は理解力が低いことが多いんです。
当事務所の話をあまり理解していなくて、その状態でオーナーに伝えるんです。
いや正確には、当事務所から話を聞いた瞬間はある程度理解しているけど、帰ったら半分ぐらい忘れてる。
だから、オーナーと話がかみ合わない・・・・。
だから、当事務所がオーナーに最初から説明し直す・・・・。
じゃぁ、オーナーが当事務所と直接やり取りしてよ!って思っちゃいます。
許可申請の準備が進まない
そんなこんなで、依頼を進めていくのですが、お飾りの社長はとにかく仕事が遅いことが多い!
簡単な返信で済むようなメールにも返事が来ない・・・。
電話しても回答があいまいなので、メールで返信してもらうように頼むが、返信が遅い・・・。
依頼が進まない・・・。
期限が迫る・・・。
最後は、実質的なオーナーが怒りだす・・・。
それなら、そんな使えない奴を担当者にするなよ!
って、こんな話も同業者なら分かる「あるある」ですよね。
プロですから、そんな状況でも仕事を完遂するんですけど、このパターンは辛いっす。
こんな経験から嬉しい副作用が
このように開業してから、本当にたくさんの人と会って話して仕事をして、その人がどんな対応をしてくれるかを見てきました。
すごく対応が速い人もいれば、今回の記事のような人もいます。
すると嬉しい副作用が!
その副作用というのは、「短時間のやり取りで、その人がどんなタイプか分かるようになったこと」です。
今では、最初の依頼の電話が来た段階で、おおよそタイプ分けができますし、最初の打ち合わせで完全にタイプ分けができます。
これが、どう役に立つかと言いますと、クライアントの採用面接に立ち会うことがあるんですが、そこそこの確率でその短時間で見抜けるようになったんです。
ナイス副作用!
なんて役立つ能力なんでしょ!
これは強力な武器ですよ。
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