人に頼らず、自分でなんとかする！
私はこの考えがとても強いんですが、良くも悪くもこんな考えになってしまった少年時代のエピソードがあります。
私は、幼稚園児の時から、とにかくゲームが大好き！
（今は、ほとんどやってないけど）
お金がないので高いゲームはできないけど、昔は10円ゲームがたくさんあったので、それで遊ぶのが大好きでした。
そして、ついにこの日が。
ゲーム好きにとっての大事件が起きました！
ファミコンの発売です！
欲しい！とにかく欲しい！
でも、値段は14800円！
小学生2年生の財力では、とても買えません。
では、親に・・・。ってなるのが普通なんですが
うちの親は、子供を甘やかさないんです。
とにかく買ってくれない。
お金がない。でもファミコン欲しい・・・。
このままでは一生手に入らないかのような絶望感。
そんな親でしたが、お年玉に関しては自分の判断で自由に使ってよいというルールだったのが救い！
次のお正月を待って、お年玉全額使ってファミコンを買ったのでした！
でも、全額使ったのでソフトはありません・・・・。
そこで、妹が自分のお年玉でマリオブラザーズを買うことで何とかなったのでした。。
その先も、ソフト1本買うのも大変な苦労です。
そんな苦労を重ねながら、年月は過ぎ、中学2年生に。
その時も、とにかくゲーム機とソフトが欲しい！
中学1年の時に、お年玉を使い、PCエンジンをゲット！
次の目標はPCエンジンCD-ROM2（シーディーロムロム）！
定価は、ナント57,300円！
近くのディスカウントショップでも39,800円です！
中学生には大金なのです！
これはお年玉で何とかなる金額ではない。。。。
この時に、なぜかこう思いました。
もう、こうなったら自分で稼ぐしかない
新聞配達をしよう。
（アホだこいつ）
親に言うと、特に反対されず
（これもどうかと・・・）
新聞の夕刊を毎日せっせと配って1ヵ月
ついに初任給！
だいたい1万3000円ぐらいの給料だったと思います。
中学2年生にして初任給で大金をゲット！
これを４ヵ月貯金して買う計画を立て
よーし、あと３ヵ月分をためて買うぞー！
と意気込んでいた時に、父親が一言
「早く欲しいものが手元に来ないと、モチベーションが上がらんやろ」
「お金を貸してやるから、買ってくればいい」
この「あげる」ではなく「貸す」あたり、教育方針が徹底してるなぁと今になると思いますが、その頃は大喜びでお金を借りて、念願のPCエンジンCD-ROM2をゲット！
そして、約束通り３ヵ月で返済したのでした。
それからも稼いだお金はゲームとゲーム雑誌に使いましたが、きちんと計画を立てて、その通りに使い、残りは貯金していたので、中学生のときからしっかりとした計画して使う＆余りは貯金するという習慣が身につきました。
この頃、人に頼るのではなくて、自分でなんとかするという考えが完全に根付いたような気がします。
雨の日も、風の日も、雪が降る日も新聞を配達し続け、高校を卒業するまで続けたのですが、中学3年の出来事が印象的。
それは。
夕刊を配る時間帯に、台風が直撃！
台風が来たとしても、新聞は休刊にならないので、もちろん配達しないといけません。
普通の人は、危ないので家からほとんど出ないようで、町はガラガラなんですが
そんな強風の中、なんとか自転車をこいで配達です！
すると、同じぐらいの年の人が自転車に乗って、ふらふらしながら進んます。
目をよーく凝らして見ると
何か見覚えがある顔。
うぁ。同じ中学の友達だ！
すかさず声をかけて、
「台風の日に何やってんの？」
って聞くと、
「今、塾に行きよるんよ」
だって・・・・。
まぁ、確かに高校受験の年だけど、台風の日まで塾に行かなくてもねぇ。
すごい根性。
お互い何やってんだか。
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