リフェバッテリーの場合、充電器のストレージ機能はあまり意味がないって知ってましたか?

 

リフェバッテリーにストレージ充放電をしてみると、なぜかすぐに終わったりしませんか?ホントに充電(放電)されてるの?気のせいかな?って思ったことがある人も多いと思います。

 

それは気のせいじゃなくて、リフェバッテリーの場合は充電器のストレージ機能があまり上手く機能しないんです。
今回は、その理由と対策を書きたいと思います。

充電器のストレージモードとは?(機能の復習)

充電器のストレージモードは、リポバッテリーやリフェバッテリーなどを保管する際に、最適な電圧まで自動的に調整してくれる機能です。

例えばこんな感じで2つのセルの電圧がズレた状態でも、ストレージ機能を使うと

こんな感じで左右の電圧を調整して、リポなら1セル3.8V、リフェなら1セル3.3Vに設定してくれる便利機能です。

(復習ここまで)

リフェバッテリーでは、ストーレージ機能がイマイチ働かない

そんなとても便利なストレージ機能ですがリポバッテリーでは上手く機能して1セル3.8Vに調整してくれるのですが、リフェバッテリーでは上手く機能しません。(ホントに残念・・・)

 

それには理由があります。

 

リフェバッテリーの安定電圧が1セルあたり3.3Vでして、満充電の状態でもちょっと放電して電流を流すとすぐに1セルあたり3.3V近くまで下がりますし、放電されて1セルあたり3.2Vまで下がっていても少し充電するとすぐに3.3Vまで上がります。

 

そのため、満充電の状態でストレージ機能を使って放電し始めると、ほとんど放電してないのに電圧が3.3Vになってしまってストレージが終了しちゃうんです。
でも実際は、ほとんど放電されてないので、再度電圧を測ってみると1セルあたり3.45Vとか3.5Vとか普通に残ってます。

 

逆に走行後で1セルあたり3.2Vに下がっていてもストレージ機能を使って充電し始めると、ほとんど充電してないのに電圧が3.3Vになってストレージが終了しちゃいます。
こちらも、再度電圧を測ってみると1セルあたり3.2Vに戻ったりしてます。

 

つまり、充電したり負荷をかけたりすると、安定電圧である1セル3.3Vに寄って行くので充電器がストレージ完了って判断しちゃうわけです。

では、リフェのストーレージはどうすればよい?

個人的にはリフェバッテリーの場合、ストレージ機能を使いません。

 

バッテリーの容量、満充電の状態か、走行後なのか、何分走った後なのかによって、手動で充電や放電を行うと一番良い状態に持っていく事ができるので以下のように使い分けています。

 

ほぼ満充電の場合

バッテリーがほぼ満充電の場合は、一番簡単なのが5分から10分ほどラジコンを走らせるという方法です。これである程度放電されて、ちょうど良い程度の電圧になります。

 

もし、走らせることができない状態の場合は、充電器の放電機能を使って、1セルあたりの終電圧を3Vあたりに設定して放電を開始して、適当に放電されたら手動でストップします。

 

例えば4000mAhのバッテリーでしたら、充電器のディスプレイを確認して、放電された電流が800mAh~1000mAhあたりになったら手動で止めましょう。

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3200mAhのバッテリーでしたら、640mAh~800mAhほど放電してストップという感じです。

バッテリーに残っている電気が容量全体の7割程度になるようにしておけば保管にちょうど良くなります。

 

10分ほど走行した場合

もし、使っているリフェバッテリーの容量が4000mAhや3200mAhの場合でしたら、走行後に何もせずにそのまま保管して良いと思います。気になる場合は、ほんの少しだけ充電しておきましょう。

 

もし、使っているリフェバッテリーの容量が2000mAh前後の場合(例えばタミヤのリフェバッテリーの場合)は、10分ほど走行すると少し減りすぎている場合がありますので、充電器に接続して600mAh~800mAhほど充電しておきましょう。

20分ほど走行した場合

もし、使っているリフェバッテリーの容量が4000mAhや3200mAhの場合でしたら、600mAh~800mAhほど充電して保管ます。

 

もし、使っているリフェバッテリーの容量が2000mAh前後の場合(例えばタミヤのリフェバッテリーの場合)は、20分ほど走行する放電しすぎています。(20分も走行できないかも)
そのため、1000mAh~1200mAhほど充電してから保管しましょう。

 

ちなみに、走行後でバッテリーが熱い場合は、一旦冷ましてから充電しましょう。

実は結構適当でも良い?

上では細かく書きましたが、リフェバッテリーの場合はリポバッテリーと比べて安全なので結構適当に調整してもだ丈夫だったりします。

 

絶対ダメなのが過放電の状態で保管する事なので、それだけは避けてあげると良いです。

使いすぎたなと思ったは、ほどよく充電して電気がある程度入っている状態にしてあげるという感じです。

 

逆に満充電後、少しだけ使って9割ぐらい残っているような状態の場合、そのまま保管しても意外と大丈夫だったりします。

個人的には、少し気になるのでちょっとだけ放電してあげてますが、そのままでもまぁ何とかなります。

 

こんな感じで、ある程度コツさえつかめば結構適当でも大丈夫だったりするわけです。

まとめ

リフェバッテリーのストレージのまとめ
  • 充電器のストレージ機能はイマイチ機能しない。
  • 充電器まかせではなく、自分である程度管理するのが良い。
  • 満充電と過放電の状態で保存しないように注意。
  • 特に過放電の状態で保管するのは絶対にNG!
  • 走行しすぎた場合は少し継ぎ足し充電、フル充電して使ってないバッテリーは少し放電して保管。

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