今回は、タミヤ最強4WDのDB01のフロントのスキッド角を増やして、走りを安定させたお話です。
フロントのスキッド角って良くわからないという方に簡単に説明すると、下の写真の赤線のようにサスアーム(サスピン)の角度のことです。
地面に対して、進行方向に向かって手前側に角度をつけてあげるんです。
これで何が変わるかと言いますと、一番は直進安定性です。
詳しい仕組みは「スキッド角」とか「キャスター角」で調べてもらうとたくさん出てきますので省略させてもらうとして、ここからは具体的にDB01のフロントのスキッド角を増やす方法を紹介します。
純正のオプションがある(らしい)
もともと、DB01はスキッドが9度ついているらしいんですが、実はこれを12度にするオプションパーツが存在します。
が。。。。。。
はい。アホみたいに高い「転売ヤー価格」です。
ため息出ますよね。
でも安心してください!
DB01はオプションに頼らなくてもスキッド角を増やせる
実は、DB01はオプションに頼らなくてもスキッド角を増やせます!
DB01を組み立てるときに、フロントにサスブロックを入れましたよね。この赤丸の部分です。
理論的にはこのサスブロックの位置が下に下がればキャスター角が増えるので、ここにスペーサーを入れてやれば良いんです。
たったこれだけです。
そのスペーサーは標準で付いていまして、Aパーツの中のA10とA11です。
実際に説明書にもこのことは書かれていて、A10が0.5㎜、A11が1mmの厚みでセッティングに使ってくださいって書いてあるんです。
そう言う訳で、転売ヤー価格で売っている「DB01 アルミサスマウント スキッド12度」なんて無視して、上記のA10とA11を入れる事にしました。
今回は、フロントの左右にA10とA11の両方、つまり1.5mmのスペーサーを入れてスキッド角を増やしました。
1.5mmもスペーサーが入ると裏から見ると、サスブロックが少しだけ飛び出すようになります。
それは、それだけフロントのスキッド角が増えたという証拠でもあります。
DB01のスキッド角を増やした効果は?
その効果ですが、まずは一般的に言われているように直進安定性がアップしました!
DB01はノーマルでも直進安定性が高いのですが、前回の記事で書いた通り私のDB01はセンターワンウェイが入っています。
※センターワンウェイは壊れやすかったので、後日フロントワンウェイに変更
アクセルオフで2WDになって曲がりやすい反面、当然ですがノーマルの4WDに比べると安定性が落ちますので、それをカバーする意味でもスキッド角を付けたときの効果は大きかったです。
そして、他の効果としてはギャップ走破性のアップです。
フロントのサスアームが動きやすくなるので、私が走らせている細かい凹凸の多いサーキットで高い効果を発揮しました!
明らかに安定感が増して走りやすくなってます。
その代わりに理論上は曲がりが弱くなるはずなんですが、これは全くそんなことはなくて曲がりは今までとほぼ変わらずによく曲がってくれました。(ワンウェイのおかげ?)
早速、結果が出た
今回の改造とフロントワンウェイ化した状態で参加したレース(タミヤ車か各社クラシックバギー限定レース)で優勝できました!
ポールポジションスタートの黄色のDB01が私のマシンです。
優勝経験者ハンデで、タイヤをタミヤのKタイヤに限定されているのですが、Jコンセプトのタイヤを使ったDB01と互角に戦えました。
今回のスキッド角アップとフロントワンウェイは効果絶大です!
ギャップ走破性がアップして、直進安定性が良くなって思い切ってアクセルを握ることができるし、フロントワンウェイで曲がりを強化したことでてタイムが向上!
運も味方につけて優勝することができました!改造して良かったです。