ダートマスターって、説明書ではギヤデフに一般的なグリスを入れる仕様だから完成後のデフは「超絶やわやわ」で指一本でタイヤをくるくる~って回せちゃいます。
それが走りにも影響しちゃって、少しフラフラするし、ジャンプの蹴りだしなんかが少し弱めなんですよね。
ギヤデフオイルを入れたいな~。
そもそもダートマスターってギヤデフオイルを入れて良いの?
説明書では一般的なグリスを入れるようになってます。
でも、結論を書くと実は普通にギヤデフオイルを入れても全く問題ありません。
ちゃんとガスケットもあるし、構造も現代のギヤデフとほぼ同じです。
普通にギヤデフオイルを入れても全く問題無いんです。
っていうか、色々聞き込みをしてたら、このギヤデフってRB6でも使われているものと全く同じもので、ギヤデフオイルを入れるのが普通らしいんです。
(ダートマスターに入っているギヤデフってRB6用と同じこのパーツ)
という事は、全く同じギヤデフを使っている当然ダートマスターのギヤデフにもギヤデフオイルを入れて大丈夫ってことです。
それが分かったので、早速ギヤデフオイルを入れてみます!
デフケースパッキン(ガスケット)を用意
ガスケットはキットにも入っていますが、グリスまみれになっていたので新しいのを購入しました。(それにしても安いなぁ)
試しにギヤデフを仮組してみたら、1点だけ気になる点が・・・。
ガスケットの内側が少しギヤに干渉するんですよね。。。
なので、ガスケットの内側を少しだけカットしてあげると良いかなと思います。
上の写真の右側がカット前で左側がカット後です。
このくらいカットすればギヤに干渉しなくなります。
オイル漏れを防止するために専用グリスを塗ろう
ギヤデフは、オイル漏れが起きやすいので個人的には必ず専用グリスを塗るようにしています。
専用グリスはアクソンのギヤデフグリスがおすすめで、これを使ってオイル漏れをしたことがありません。
デフジョイント、Oリング、ガスケットにしっかりと塗ってからギヤデフを組みましょう!
ギヤデフオイルを入れる
オイルの番手を悩んだんですが、2WDのギヤデフの場合は5000番ぐらいを使う事が多いみたいなので5000番を入れました。
最近はアソシのB7あたりは3万番を使ったりするみたいなんですが、ダートマスターはリヤモーターでカーペットサーキットでは操作が難しいし、固いオイルで曲がらなくなるのも嫌だし、いろいろ考えて5000番に決まりました。
入れるオイルの量は、なんとなくちょうど良さそうな感じで入れてみたら、結果として0.95gにしました。(写真を撮り忘れた)
で、完成!(写真はRB6の中古をもらって組みなおしたやつなので、プラスねじが使われている)
テスト走行した感触
ギヤデフオイルを入れて早速テスト走行してみたところ、今までの単にグリスが入っていた時と比べて動きが全然違いました!
まずはっきりと違いが分かるのが、リヤの蹴りだしです。
とにかくトラクションが良くなって、車が前に行くようになりました。(今までと比べて前に出過ぎるぐらい)
前に出過ぎて操作が少し難しくなったので、使っているESCのスタートパンチを一番弱い「1」にして、電子進角もほとんど入れない設定変更にしたらちょうど良い感じになって走らせやすくなりました。
今までより前に出る、今までより短い助走距離でもジャンプの距離が出る、それでいてちゃんと曲がる、そんな感じの良いところに落ち着きました!
直後のレースでは優勝
たまたまですが、改造直後のレースでは運良く優勝する事ができました。(ポールポジションの黄色いマシン)
と言う訳でギヤデフにオイルを入れると、いろいろと安定して良いと思います。
良くある疑問
このギヤデフって、普通に組んだらなぜか重いデフができるんですけど
はい。そのとおりです!
普通に組んで、ネジを締めこみ終わると動きが重いデフになります!
なぜかと言いますと、このギヤデフって新品状態だとベベルギヤ同士の噛み合わせがきつくて、クリアランスがあんまりないんです。(特に大きなギヤの方)
だから動きが重い!(と言うか新品のギヤデフに普通のグリスを入れると、5000番のオイルを入れたぐらいの重さになる)
ですが、使っていくとギヤが削れていってちょうど良いクリアランスになります!(つまり、普通のグリスを入れたギヤデフは、最終的にすごく軽いデフになる)
なので、面倒なんですが一番良いのは「一回目はオイルを入れずにグリスで組んで数パック走って」、「良い感じに削れたらオイルを入れる」となります。(結果として私はこのやり方になった)
まぁ、面倒なので一回目から5000番ぐらいのギヤデフオイルを入れて、最初は重いけどそのうちちょうど良くなるってやり方でも良いかもしれないです。