久しぶりのDT-03改造計画の第3弾です。
以前、簡易的な方法で六角ハブ化をやったことがあるのですが、取付用のホイールに若干の加工が必要なので、今回は本格的な方法で六角ハブ化を行います。
手法の元ネタは、RCチョンマゲ先生です。
具体的に必要なパーツなどは紹介してくれてるのですが、詳細や注意点は省略されてるので、今回は個人的に注意が必要な箇所なども含めて説明していきます。
まず、必要なパーツを集める
必要なパーツは、RCチョンマゲ先生のページにも書いてありますが、今回は個人的な考えも入れてアレンジしてます。
- タミヤ DT-03 ターンバックルオールセット(ターンバックル化している人は不要)
- タミヤ クランプ式アルミホイールハブ (4mm厚)(個人的に4mm厚に変更)
- 65mm ターンバックル (2本入)⇒これはDT-03ターンバックルオールセットに入ってるものを使ってもOK
- 京商 フロントホイールシャフトUM587
- 京商 フロントナックル&ハブキャリアセットUM578
- サスシャフト(25)(ZX-5)LA228
- 1050ベアリングを4つ
- 「トラスビス2.6mm×5mm(19804310)」または「スリムヘッド小ねじ (全ねじ) 2.6mm×4mm」または「トラス小ねじ2.6mm×5mm」
上記以外にも、ピロボールや0.75mmのシムを使います。
早速組み立て
まずは、ターンバックル化
DT-03をターンバックル化をしてない場合は、まずはターンバックル化しましょう。
これは「DT-03ターンバックルオールセット」の説明書通りでOKです。
Cハブとナックルの組み立てと取り付け
基本的な組み立て方法は、京商のダートマスターやRB5とほぼ同じなので京商のHPから対象の説明書を見てもらうのが簡単です。
ここではダートマスターの対象ページを貼っておきます。
個人的には、トレッド幅の関係で上記のUM578部品はホイールシャフト(UM587)に先に入れる方が良いと思います。
この黒いプラ製のシムは先にホイールシャフトに入れちゃいましょう。
それと、Cハブのアッパーアームの取り付け用ピロボール(UM129B)は、説明書では前側に付けていますが、DT-03では後ろ側に付けます。
下記の2mm厚のシム(UM577)はDT-03では0.75mmのシムにするとぴったり付きます。
こんな感じです。繰り返しになりますがシムは0.75mmです。(サスアームが新品の場合は、0.5mmあたりが良いかもしれません。この辺りは個体差に合わせて調整してください)
注意:Cハブのシャフトを通す穴が小さい
ちょっとだけですが、Cハブのシャフトを通す穴が小さくてきついので、3mmのストレートリーマーでしごいてあげましょう。
後は、普通に組むだけ
組み立て自体は難しくないので、さっと組んでみました。サイズ感と言いDT-03とそっくりです。
試しにささっと取り付けてみました。専用品なの?と思うほどすごく簡単に付きます。
ねっ。違和感ゼロでしょ。
左が六角ハブ化した方で、右がノーマルです。
ぴったりついてますよね。
簡単に付いたけど、問題発生!
反対側も付けて動作テストをしてみたら・・・・。
はい。問題発生です。
普通にステアリングは動くのですが、コーナー外側の切れ角がすごく少ない!
内側はしっかり切れるけど、外側は30度ぐらいしか切れない。
例えばステアリングを右に切ってみると、右側のタイヤは思いっきり切れるけど、左側のタイヤが目に見えて切れ角が足りません!
めちゃくちゃアッカーマンが付いてる状態です。
基本的にコーナリング中は外側のタイヤにGがかかるので、外側のタイヤが切れてないと曲がりが弱くなっちゃいます。こりゃいかん!
切れ角の調整をする
サーボの取り付け位置をずらしたりして、いろいろと試してみましたが、どれもうまくいかず・・・・。
結局、魔改造することに・・・・。(あんまりしたくないなぁ。)
魔改造と言っても、今回は穴をあけるだけ。下の写真のようにナックルに穴を追加しました。
絶対に失敗しないように、まずはキリで穴の位置を決めて、2mmのドリルで下穴を開けて、次に2.5mmのドリルで穴を開けて、3mmのタップでねじ穴を作成しました。
そしてピロボールを取り付けて完成!
こんな感じで内側に付けてアッカーマンを調整しました。
結果、外側のタイヤの切れ角がアップしました!(まだ、アッカーマンが結構ついてるけど)
よしよし。これで、めでたしめでたし。
とはいかない・・・。
アッパーアームとステアリングが干渉
ナックル側の取付穴を増やした影響で、ナックル側のアジャスターの頭の部分がアッパーアームと干渉するようになっちゃいました。
干渉したことが影響して、今度はコーナー内側の切れ角が減っちゃいました。
とはいえ、大した事は無くて、先端の丸みがないオープンタイプアジャスターと交換する事で解消しました!
これで干渉もしなくなったので問題は全部クリアしました!
ちなみに、今回の改造をするとトレッド幅が少し広がるので、ハブは薄めの4mmのアルミハブにしてます。
ステアリングの動作テスト
とりあえず動作テストも問題なかったので、次の改造に取り掛かろうかなと思います。
全部の改造が終わったら、サーキットで走行して動画を撮る予定です。
それでは、次回もDT-03の改造記事をアップしますね。
分かり易くて助かります。(チョンマゲさんの記事は若干分かり難かった)
参考にさせてもらいますね。