ホーネットのフロントダンパーって、フリクションダンパーです。

 

フロントがしなやかに動かないんですよね。

 

フロントタイヤをスパイクタイヤに交換してグリップが上がったこともあって、ハイサイドして転倒することもしょっちゅう。。。

 

改造後のネオマイティフロッグ(DT-03)はハイサイドなんてしないので、ホーネットも何とかならないものかなぁ。

 

というわけで、ホーネットのフロントダンパーをオイルダンパー化したい!

 

このフリクションダンパーを

このようにオイルダンパー化したい!

 

思いたったらすぐ行動!

まずは、必要なパーツを購入

今回の改造で必要なのは、グラスホッパー2やライジングファイター用のフロントアームとアジャスターロッドです。

 

ノーマルのフロントアームではオイルダンパーを取り付けるだけのスペースが確保できないのですが、グラスホッパー2やライジングファイター用のものだと取り付けることができるみたいです。

 

10005340 A部品 フロントアーム

 

このフロントアームは、ホーネットのノーマルよりもトレッド幅が広くなっていて、アジャスターロッドも専用の物を購入する必要があります。

19805303 59mm、75mmアジャスターロッド(各1本)

まずは、フロントアームの取り付け

左がホーネットのノーマルのフロントアームで、右がグラスホッパー2のフロントアームです。

こうやって並べてみると、右の方が長いのが分かりますね。

 

ここで問題が発生します!

このままホーネットに取り付けようとすると、シャーシに干渉するんです。

 

この赤丸で囲ったところが干渉しちゃいます。

このままだとシャーシを削る必要がありそうなんですが、強度の問題もあってあまり削りたくはありません。

 

どうしたものかと思って調べてみると、ありました!

こちらのページで解決方法が載ってました!

 

どうやらフロントアームのリヤ側を2mmほどカットするだけでシャーシを削ることなく取り付けることができるみたいです!

 

というわけで、まずはサイズを測る。

72.6mmでした。

 

リヤ側を2mmカットして、70.6mmにすれば良いわけですね!

 

というわけで、リヤ側を2mmカットしてヤスリがけしました。

 

これで70.6mmになりました!

 

2mmカットした分、フロント側に2mmのスペーサーを入れました。

(カットするのはリヤ側の2mmで、スペーサーを入れるのはフロント側)

 

この写真は、下の分だけ入れ替えたときの写真です。

 

両方とも新しいフロントアームに入れ替えたらこんな感じです。

 

あとは、カバーをネジ止めすればフロントアームの交換は完了です!

オイルダンパーを取り付ける

さぁ、いよいよオイルダンパーを取り付けるわけですが、オイルダンパーの上部を固定する場所が無いのでちょっとだけ工夫します。

 

もともとホーネットのフロントダンパーの下部を固定するためのパーツを流用します。

この赤丸を付けたパーツ(スプリングマウント)です。

 

これをこんな感じでネジとナットで留めることで、オイルダンパーの上部を固定できるようになります。

 

オイルダンパーの下部は、今回のフロントアームに固定する場所があるので、そこを使います。

 

で、オイルダンパーですが今回は手元に余っていた「CVAダンパースーパーミニ」を使いました。(M-05 Ver.IIに入っていたものを使った)

 

スプリングはMシャーシ用の赤です。

 

これを固定するわけですが、上下とも穴が大きいのでそのままだと取り付けてもぐらぐらします。

 

で、スペーサーを使うわけですが、上部にはホーネットでもともと使っていたシルバーのスペーサーをそのまま使います。

下部は、サーボなどに付いてるものを使いました。

 

下部の穴はこんな感じです。

 

そして、20mmのネジで固定します。

 

裏側からみると、このようになっています。

 

さて、次は上部の固定です。

上部の穴はこんな感じ

 

こちらは10mmか12mmぐらいのネジとナットで固定します。

 

これで、オイルダンパーの取り付けは完了です!

アジャスターロッドを交換する

グラスホッパー2用のフロントアームは、ホーネットのノーマルよりトレッド幅が広いので、ホーネットのアジャスターロッドでは短すぎて届きません!

 

無理やり留めると、フロントが超トーアウトになります!

 

というわけで、アジャスターロッドもグラスホッパー2で指定されている75mmと59mmの物に交換します。

 

グラスホッパー2の説明書ではこのような表記になってます。

 

実際は指定されたこの長さよりも2mmか3mmほど短くしないと、超トーインになってしまいましたので、アジャスターをくるくると回して短くしました。

 

もし、今回の改造をする場合は、実際に確認しながら長さを調整してください。

 

※以前、ワイドトレッド化するためにランチボックスのアップライトに交換したのですが、今回のフロントアーム交換でワイドトレッド化されたので、アップライトはノーマルに戻しました。(最初から、フロントアームを交換すれば良かった・・・・)

ついに完成!

参考までに、完成写真と比較動画を掲載しておきます。

比較動画




明らかに動きがしなやかになりました!

テスト走行動画

先日、ラリーコースでテスト走行してきました。




フロントは明らかに跳ねなくなって、動きがスムーズになりました!

 

でも、フロントが安定した分、リヤが跳ねるのが本当に気になるようになってきました・・・・。

 

さて、どうしたものか。(四独化しかない??)

ちなみに

サスアームを「グラスホッパー2に変更」に加えて、ランチボックスのアップライトを取り付けた場合は、トレッド幅がさらに広がって23cmになりました。

これはこれで悪くないので、好みに合わせて調整してみてください。

追記1

リヤが跳ねるのを解決するため、リヤのギヤボックスを交換して四独化しました。

追記2

今回のフロントオイルダンパー化では、フロントが沈み込んだ時にキャンバー角が鬼キャンになるので、それを解決するためにフロントをダブルウィッシュボーン化しました。