前回書いた通り、M-07のナックル(アップライト)はすぐ壊れます・・・。
ちょっとしたクラッシュでもビスが突き破って壊れてしまうんです。
このままでは、ナックル(アップライト)がいくつあっても足りません。
アルミ製がまだ発売されていませんので、何とか強化することにしました。
強化方法は、パイプをはめ込む!
今回の改造は、ちょっと話が長くなるので最終完成形を先にお見せします。
分かりますか?ナックル(アップライト)の上下に、「カットしたパイプ」をはめ込んでいます。
これによって、クラッシュしたときにビスが突き破ろうとして力が加わってもパイプがガッチリとハマっているので壊れないという仕組みです。
早速、製造工程へ!
まずは、ナックル(アップライト)の上下の幅を測ります。
幅は6.9mmです。
というわけで、ホームセンターへ行って内径6.8mmのパイプを買ってきましょう!
おおよそ1mぐらいの長さの物が売ってます。
素材は、アルミ、ステンレス、銅など何でも良いのですが、今回はサーキットの先輩が柔らかめの銅パイプを買ってきました。
銅パイプをカット
ここで問題となるのが、パイプをどうやってカットするかです。
で、今回使ったのがこちら!
これは本当に便利でした!
文章で説明するより、動画で見ると一発なのでこちらをどうぞ
いやぁ、便利ですね。
早速、カットしていきます。
ちなみに、カットするサイズは2mmの幅です。
カットして、バリを取ってヤスリがけするとこんな感じになります。
これを4つ作成してください。
今回は、常連さん複数人分作ったのでたくさん作りました。
ずっとやってると手が疲れてくるので、左右を持ちかえて量産しました。
ナックル(アップライト)にはめ込む
内径6.8mm、幅2mmのパイプをナックル(アップライト)にはめ込んでいきます。
ここでのポイントは、はめ込んだパイプがナックルにしっかりと奥まではめ込むことです。
ホントに、しっかりと奥まではめ込みます。
そうしないと、Cハブに装着したときに上下が干渉して動きが重くなるからです。
ステアリング周りは、スルスルに動くようにしとかないと、走りに影響が出ますから十分に注意しましょう!
しっかりと上下ともはめ込めば完成です!
もちろん、左右両方ともはめ込みます。
テスト走行!効果絶大!
早速、サーキットでテスト走行しました!
すると、今までだったら間違いなく壊れていただろうというこすり方をしてもクラッシュをしてもナックルが壊れません!
同じように強化した他の常連さんも壊れません!
代わりにアッパーアームが外れました^^
ナックルが強化されたことで、次はアッパーアームに力が逃げたわけですね。
この場合は、壊れるわけではなくて外れるだけなのではめ込めば良いわけで、今回の強化は大成功です!
あれ?壊れた?
強化されて、喜んでいたら大クラッシュをしちゃいまいした。。。
あれっ?なんか様子が変だ。
ナックルが壊れた??と思って見てみると
分かります?
根元から折れたんです・・・。
これを先輩常連さんに見せたら、「これはスゴイ!」って言いながら他の人に見せびらかされて、辱めを受けちゃいました^^
こんな風になったのには理由がありまして、クラッシュ時にCハブにはまっているはずのこのビスがナックルごと外れるという事が起きたんです!
ビックリですよね。
ナックルは無事なのに、そのまま飛び出すという・・・・
普段は硬いように見えるCハブですが、クラッシュ時にはぐっと広がって外れるようです。
今回は、下側が外れて上側は留まったままだったので根元から折れちゃったというわけです。
それだけ今までの部分が強化されたって証拠ですね。
Cハブから外れないように、もうワンポイント
上記のように、ナックルが強化された副作用は他のところ来ました。
とりあえず、大クラッシュでCハブから外れてしまうという部分は解消したいところです。
対策は簡単、ワッシャーを入れるだけです!
ここには、説明書ではワッシャーを入れるようになっていないのですが、今では上下ともワッシャーをかましています。
ナックルを強化した場合は、ここはワッシャーをかませましょう。
今のところ、ワッシャーを入れるのと、ナックルにパイプを入れ込む対応をした後は、クラッシュしてもナックルは壊れてないですので、現時点でおすすめの対策です!
追記 2018/5/7
どうやら、M-05Raのアルミナックルが使えるようなので取り付けてみました。