タミヤから発売されて、発売と同時に売り切れた「オープンタイプ5mm強化アジャスター」が再入荷していたので購入してみました。
ロングタイプ(全長18.8mm)とミディアムタイプ(15.3mm)があるので両方とも買ってみましたが、今回はミディアムタイプをテストしました。
今まで、M-07のステアリングではローフリクション5mmアジャスター(ショート)を使っていたのですが、少し問題がありまして
どうしても長さが短いので、ターンバックルが差し込まれている絶対的な長さが足りず、接触時にほんの少しだけずれるんです。
そのせいで、コースなどに接触するとトリムがずれちゃうんです。
なので、この部分を今回のオープンタイプ5mm強化アジャスターに置き換えて、問題が解決するかどうか確認してみました。
まずは、長さを測ってみる
ロングタイプは実寸でほぼ19mm(スペックより0.2mm長い)
ミディアムタイプは実寸で15.5mm(スペックより0.2mm長い)
ほぼ、スペック通りです。
バリなどをきっちり処理したら、スペック通りのサイズになったと思います。
ちなみに、今までのローフリクション5mmアジャスターは、実寸で18.3mm
今までのローフリクション5mmアジャスター(ショート)は、実寸で13.5mm
比較するとこんな感じです。
オープンタイプ5mm強化アジャスター(ロング) | 実寸19mm |
ローフリクション5mmアジャスター | 実寸18.3mm |
オープンタイプ5mm強化アジャスター(ミディアム) | 実寸15.5mm |
ローフリクション5mmアジャスター(ショート) | 実寸13.5mm |
実際に取り付けてみる
こちらが元々付けていたローフリクション5mmアジャスター(ショート)
で、こちらがオープンタイプ5mm強化アジャスター(ミディアム)を取り付けたところです。
今までに比べて、ターバンバックルが深く刺さってるので、丈夫になったかな?と期待できます。
取り付け時に発生した問題
上記では、さくっと取り付けが完了していますが、実際にはちょっとした問題が発生しました。
取り付けには23mmのチタンターンバックルを使っていたのですが、オープンタイプ5mm強化アジャスターに交換してみると・・・・。
ん??
クルクル回してターンバックルを取り付けてたら、途中から入って行かない・・・・。
ターンバックルを締めこんでいたら一定の所から進まなくなるんです・・・。
あれっと思って、確認してみたところ、どうやらアジャスターのネジ穴が意外と浅いみたいです。
23mmのターンバックルだと長いって事ですね。
おそらく、20mmのターンバックルならちょうど良いと思います。
今回は仕方がないので、2.6mmのドリルで穴を少し深くして、再度取り付け直しました・・・・。
その結果、しっかりと奥まで取り付ける事ができました。
クラッシュしてもずれないかテスト走行
早速、サーキットでテスト走行してみました。
結果。
ローフリクション5mmアジャスター(ショート)よりはズレない。
その代りクラッシュ時は、ローフリクション5mmアジャスター(ショート)より外れやすい。
少し強めにクラッシュすると、ピロボールから外れちゃうんです。
なんか、中途半端。。。。
さぁ、どっちを取るか。。。
どっちも取りたい!
やっぱり外れるのは一番困りますよね。
レース中に接触したタイミングで外れたら、もうそのレースでは絶対に勝てません。
だけど、ちょっとトリムがズレるだけならレース中にプロポで修正できるし、最悪でもそのまま走れば良いだけです。
それならローフリクション5mmアジャスター(ショート)の方が良いなって思いました。
だけど、普通に元に戻したのでは芸がありませんし、記事としての価値もありません!
もちろん工夫しました!
ローフリクション5mmアジャスター(ショート)を使いつつ、ズレにくくする工夫をしたんです!
今までは23mmのターンバックルを使っていたのですが、これを25mmに交換!
そのまま取り付けたら当然、取り付け穴を圧迫して動きが渋くなるので、取り付け穴を2.6mmのドリルで貫通させます。
そして25mmのターンバックルを取り付けました。
こんな感じで、ギリギリまでターンバックルのネジが入っています。
早速この状態でにサーキットに行って走ってみたら、かなり良かったです。
練習だけでなくレースでも使ってみたけど、クラッシュでも外れないしトリムがズレる頻度もかなり減って大満足!
オープンタイプ5mm強化アジャスターがイマイチだったけど怪我の功名^^
と言うわけで、M-07のステアリングにはローフリクション5mmアジャスター(ショート)がおすすめです!
ちなみに、動きのスムーズさなどを総合的に考えて、アッパーアームに使う分にはオープンタイプ5mm強化アジャスターがベストだと思います。