今まで、さんざんアルミパーツを紹介してきたのですが、すごく大切なことを書いてませんでした。

 

それがネジロックです。

 

ネジロックというのは、読んで字のごとく、ネジをロックさせて外れなくするという意味です。

 

と言っても、完全に外れなくなるわけではなくて、ドライバーで力を込めて回せば外れるのでご安心を。

ネジロックをしないと惨劇が

アルミパーツってアルミネジを使っているときは問題ないんですが、他の素材(スチール製やチタン製など)のビスを使うと凄く緩みやすくて、走っているうちに振動で緩んで、最悪の場合外れちゃいます。

 

この現象は、特にナックルで起きやすいので大変!走行中にキングピンが外れて、ナックルが外れて、ステアリングが利かなくなって、止まっちゃう。。。

 

そして、その時にキングピンとCハブに付けてたフランジパイプも外れて、その辺に落ちてしまって見つからなくなっちゃいます。。。。

 

この光景は、今まで何度も見ました。(サーキットに行ったらホントに良く見る。)

 

練習のときなら、まだパーツが無くなるだけで済みます(それも嫌です)けど、レース本番だったらリタイヤになっちゃって悔しい思いをしてしまいます。

 

なので、アルミパーツを使う場合は必ずネジロックをすることをおすすめします!

おすすめのネジロックはこちら

ネジロックの商品はたくさんあるのですが、経験上、個人的にはこちらの商品をおすすめします。

 

液体タイプだと付けすぎて流れたり、はみ出して他のところに着いちゃったり、乾くまで時間がかかってなかなか効果を発揮しなかったりします。

 

でも、この商品はゼリー状になっているので、爪楊枝とかで少しだけとってネジ穴やネジに必要な分だけ塗りやすいし、効果もすぐに出るんです。

 

ラジコンのように細かい部分に使う場合は、圧倒的にこのネジロックがおすすめです!

ネジロックの使い方

ネジロックの使い方はすごく簡単で、ビスにネジロック材を少し(米粒の1/3程度)付けて締めこむだけです!

ただし、ナックルに締めこむキングピンにネジロック材を付けるときは注意が必要です。

 

ビスに直接ネジロック材を付けて、Cハブの穴(フランジパイプやベアリング)に通して、その先にあるナックルのネジ穴に締めこもうとすると、100%Cハブの穴にネジロック材が付きます。

 

そうなると当然、Cハブの穴の中でネジロック材が固まりますので、ナックルのスムーズな動きを妨げてしまいます。

 

そのため、私の場合はナックルのネジ穴に爪楊枝を使ってネジロック材を塗り込んで、あとは普通にキングピンを締め込むやり方にしています。

 

ちょっと分かりにくいですけど、このネジ穴部分にネジロックを塗っています。

これならCハブの穴には何も付かないのでナックルの動きに影響を与えないわけです。(これ、けっこう大事)

 

あとは普通にネジを締めるだけで、ネジが緩まなくなります!これでフランジの紛失事件ともおさらば!

 

ネジを外すときは、普通にドライバーで少しだけ力を入れて回せば簡単に外すこともできますので、安心してくださいね。

 

※ちなみに、アルミパーツにアルミビスを使うときはネジロックが無くても緩みにくいです。(でも、アルミビスは折れやすいので上級者向けだと個人的に思います)