※この記事は2023年以前の内容で、2024年版の新しい記事を公開しています。
以下、2023年以前の記事です。
今回の記事は、次のような人向けにおすすめサーボを紹介しています。
- ほんの少しでも将来サーキットに行く可能性がある人
- 最初からサーキットでの走行もやってみたいと思っている人
- 最近サーキットに行き始めて、サーキット走行に合ったサーボに交換したい人
タミヤのエキスパートビルドに付いているサーボや、2千円や3千円の安いサーボでは速度が遅すぎたり、内部のギヤがプラ製で壊れやすかったりします。
初心者のうちで広場で走らせて楽しむ分には十分かもしれませんが、ちょっと上手くなってきたり、サーキットに行きたくなったときは、一気に物足りなくなります。
そうなってしまうと、サーボを買い替えることになっちゃって、結局たくさんお金を使ってしまうことになっちゃうんです。
偉そうに書いている私ですが、私も最初は「サーボなんて安けりゃいいよ!」って思って安いサーボを買って使っていて・・・・・、結局買い替えることになりました^^
まさに安物買いの銭失いですね^^
この記事を読んでいる皆さんが同じ道を通らないように、性能十分で、しかも安くてもおすすめのサーボを独断と偏見で紹介しちゃいます!
記事の目次
第1位 SAVOX SC-1251MG PLUS
● 重量:44.5g
● 電圧:4.8V~6V
● サイズ:40.8×20.2×25.4mm
● スピード&トルク:
『4.8V使用時』 0.10sec/60° 7.0kg
『6.0V使用時』 0.09sec/60° 9.0kg
● ギア:金属ギア
● ボディ:アルミヒートシンク仕様
個人的に圧倒的おすすめのサーボは、SAVOX SC-1251MGです!
速い反応速度に、ほどよいトルク!しかもギヤは金属製!
実売7000円台なのに、性能はサーキット走行でも十分!というか、これがあれば他のサーボはいらない!(超上級者や超マニアを除く)
正直、ローカルサーキットのレースでの使用などでしたら、これを使って不満は無いはずです。(このサーボ一択と言っても言い過ぎではない!)
私も3年以上愛用していますが、不満は一切ないです。
ほぼ同じ性能でケースが黒のブラックエディションも売ってます。(ブラックエディションは、コードが短いので車種によっては延長コードを用意しましょう)
第2位 SAVOX SC-1252MG PLUS
● 重量:44.5g
● 電圧:4.8V~6V
● サイズ:40.8×20.2×25.4mm
● スピード&トルク:
『4.8V使用時』 0.08sec/60° 4.5kg
『6.0V使用時』 0.07sec/60° 7.0kg
● ギア:金属ギア
● ボディ:アルミヒートシンク仕様
試しにミドルクラスの4WDバギーのDB01に付けてみたけど、普通にサーキット走行で問題なく使えました。
正直、ローカルサーキットのレースでの使用などでしたら、これを使って不満は無いはずです。
第3位 FUTABA S9570SV
※2024年2月追記:このサーボは、生産中止になってしまいました。。残念。。。
【FUTABA S9570SVの仕様】
● 重量:43g
● 電圧:4.8V~7.4V
● サイズ:40×20×25.5mm
● スピード&トルク:
『6.0V使用時』 0.10sec/60° 6.6kg
『7.4V使用時』 0.08sec/60° 8.0kg
● メタル2-4段ギヤ
● アルミ終段ギヤ
3位はFUTABAのS9570SVです。
日本メーカーで6000円弱で買えていたのですが、円安で大幅に価格アップしちゃいまして9000円ちょっとするようになっちゃいました。
以前はおすすめ2位だったのですが、あまりに値上がりしたので3位に変更しました。
1位として紹介した「SAVOX SC-1251MG」とほぼ同じ性能を持っているからサーキット走行でこのサーボを使っている人もかなり多くて、FUTABAフリークに人気があります。
日本メーカーという事もあるのでサポートで安心感が欲しい方におすすめです。
以前、オーストラリアから年末年始の休暇期間に、日本のラジコンサーキットに来て遊んでいる方に会ったのですが、その方が良いサーボに交換したいということで1位で紹介したSAVOXのサーボをおすすめしたら、「いや、サーボは日本のメーカーが良いです。」って言ってたのでFUTABAのS9570SVをおすすめしました。
その時に感じたんです。オーストラリアの方から見ても日本メーカーの商品が良いって思うんだなぁって。
第4位 K-Power DSC090
【K-Power DSC090の仕様】
● 重量:45g
● 電圧:4.8V~6V
● サイズ:40×20×25.5mm
● スピード&トルク:
『4.8V使用時』 0.10sec/60° 7.7kg
『6.0V使用時』 0.08sec/60° 9.3kg
● コアレスモーター
● ダブルベアリング
● チタンギア
● アルミミドルケース
4位はK-Power DSC090です。
2位と3位で紹介したサーボと同等以上のスペックながら4000円ちょっとで買えるという、コストパフォーマンス最強です!
このサーボは、以前レビューを書いたこともある本当におすすめのサーボです。
私も実際にこのサーボを搭載したラリーマシンでレースに出て、その時はAメインで2位という結果でした。(その次のレースでは優勝できました)
かなりおすすめのサーボですが、なぜ4位かと言いますと、それは単純に使い始めてまだ3カ月で耐久性の確認ができてないという理由だけです。(追記、使い始めて18カ月経ちますが、今のところ全く問題ないです)
スペックも、実際に使った感触も文句なしでおすすめです。
一つだけ注意する点があるとすれば、消費電力が大きめと言う点です。出力が弱いアンプ(タミヤのエキスパートビルドについてるTEU-105BK)では正常に動作しないです。今のところこのアンプ以外であれば普通に動くのでタミヤのTEU-105BKと一緒に使うのはやめましょう。(追記:タミヤブラシレスESC03Sでも使い古してくると出力が落ちて正常に動作しなくなったりします。)
具体的にはBEC電流の出力が2A以上のアンプでしたら問題なく動いてます。
初心者の方でこの辺りのことがよく分からないと言う場合は、1位と2位で紹介したサーボのどちらかを買いましょう!
番外編 G Force GDS-0812
ちまたで話題の2022年5月にG Foceから発売されたサーボ、GDS-0812です。
値段は約4000円、スペックはそこそこという感じで初心者さんの間で少し話題になっているサーボなのですが、正直サーキット走行には向いてないと思います。
その理由として、内部のギヤが金属ではなくプラ製であることと、サーボホーン取付用のネジ穴部分も金属ではなくてプラ製ということです。
プラ製だと耐久性に難があるので、初心者さんがサーキット走行でクラッシュをすると、比較的早く壊れてしまう可能性が高いです。
広場や公園などで走らせるマシンに最適ですが、サーキット走行用には避けた方が良いかなと思います。
番外編2 ヨコモ S-007
ヨコモが出している入門用のサーボです。
このサーボはあまり知られていないのですが、実は上記のG-Forceのサーボよりおすすめです。値段は約4000円ほどで、サーボの速度や実際に走った時のフィーリングがかなり良いです。
このフィーリングというのが大事で、中華サーボなどの場合は表記スペックは良いのに走らせるとイマイチというのが多いのですが、このヨコモのS-007はサーキットで走らせてみてもフィーリングは問題なかったです(特に左右の切り返しの速度や操作感)。
ですが、内部のギヤが金属ではなくプラ製なので、こちらもサーキット用ではなく広場や公園などで走らせるマシンにおすすめです。
ちなみに、内部のギヤが壊れたときでも、交換用のギヤが売ってるのが良いところです。
番外編3 魁オリジナル GX-3212
Twitterなどで話題になって、そこそこの数が売れた(と思われる)入門用サーボです。
スペックは高級なサーボと全く遜色ないのですが実際に使ってみると・・・・。うーん。
動き出してしまえば速いスピードで動くみたいですが、プロポの操作に対する反応が遅いのか、切り始めや切り返しの時の動きがイマイチでサーキット走行ではかなり微妙でした。
動きの反応やスペックから想像すると、おそらく中身はAmazonでも売られているSpt4412Lvと同じものだと思います。
安いので広場や公園などで走らせるマシンには良いですが、操作フィーリングが悪いのでサーキット走行用は避けた方が良いかなと思います。
まとめ
やはり圧倒的におすすめなのは、今回1位と2位で紹介しているSAVOXのSC-1251MGかSC-1252MGのどちらかです。
コスパ最強なので値段も安めで良いサーボが欲しい場合は、このどちらかにしましょう。
これよりも良いサーボが欲しい場合は、今使っているプロポと同じメーカー(SANWA、FUTABA、KO)の上位のサーボが良いと思います。
そのレベルのサーボになると、搭載するマシンがツーリングなのか、2WDバギーなのか、4WDバギーなのかによっておすすめが変わってくると思いますので、サーキットの常連さんに相談して選ぶと良いです。
SAVOX SC-1251MGはそのままTT-01に着きますか?
付けるだけでしたら問題なく付きます。