今回は久しぶりにTT-02 TYPE-Sラリーの改造です。
TT-02 TYPE-Sラリーは本当に良く走ってくれて、ほとんど不満も無くて結構速いのですが、1カ所だけ本当に1カ所だけ不満があります。
それは、ギャップ走破性があまり良くないという点です。
レースでパイロンが並べられているゾーンなんかが特に苦手で、そこを駆け抜けるとかなり跳ねます。
その跳ねる理由の一つが、ラリー用に少し改造してるとは言え、基本的にTT-02 TYPE-Sなのでフロントにスキッド角が付いてないという点です。(サスアームを固定するサスピンが平行)
キャスター角が5度付いているだけ。
今回は、このスキッド角が付いてない点を改善していきたいと思います。
TT-02Bのパーツを使ってスキッド角を付ける
手法自体は簡単!
同じTT-02でもバギー用のTT-02Bは、スキッド角が付いていますので、TT-02B用のパーツを使えば簡単にスキッド角を付けることができます。
必要なのは以下の2つのパーツ。
https://www.super-rc.co.jp/rc/product/view?id=2045
ちなみにTT02BのA部品は、ショップでは(大げさに言うと)永久的に売り切れてます。
タミヤカスタマーに注文した方が在庫がある可能性が高いです。
そんな、苦労して手に入れたTT02BのA部品ですが、使うのは、A8、A9、A12だけ。。。
これらを使って、こんな感じで取り付けるだけ!(簡単でしょ)
これだけでサスピンの角度が大きく変わります。
ちなみにこちらがTT-02Type-Sの標準状態で(サスピンの角度は水平)
こちらがTT-02Bのパーツを付けた時のサスピンの角度です。明らかにスキッド角が付いてますよね!
組み立て時の注意点
当然ですが上記の説明書ではサスアームはTT-02Bのパーツが使われています。
でも、今実際に使っているのはTT-02 Type-Sのサスアーム(ツーリング用のリバサス)なのでTT-02Bのと比べると縦方向の幅が狭いんです。
そのまま取り付けちゃうと、ガバガバなのでサスアームが前後に動いてしまいます。
なので、ここにシムを3.5mm入れて調整しました。
ですが、ここにシムを入れるのは結構大変なので苦労します!
U字シャフトを使うので、片方にシムを入れた時にはまだシャフトを通すことができません。左右同時にシムを入れて、同時にシャフトを差し込む必要があるのですが、左にシムを入れた後に右にシムを入れてると左のシムが落ちて、左を入れ直してると右が落ちて。。。。
いぃーーーーっってなります。
最終的には少しでも作業を行いやすくするために2mmと1.5mmのシムをマスキングテープで固定して疑似的に1つの3.5mmのシムを作ってそれをはめ込みました。(ああ。大変だった。。)
TT-02 Type-S用のフロントバンパーを付ける
当然ですが、TT-02Bのパーツに付け替えましたので、フロントバンパーもTT-02B用のを付けることになります。
ですが、それだと今まで使っていたラリー用のボディにバンパーの位置が全く合いません。(短くてボディまで届かない)
それだとクラッシュ時にボディを守れないので、やっぱり今まで通りのフロントバンパーを付けたい!
そんな訳で、工夫してTT-02 Type-S用のフロントバンパーを付けることにしました。
TT-02 Type-S用フロントバンパーを思いっきりリューターで削りまして
こんな感じで、TT-02B用のパーツの上から無理やり取り付けます。
そしてウレタンバンパーの一部をカッターでくり抜いて
ウレタンバンパーを取り付けて完成!
どうですか?なかなか違和感なく付いてますよね。
スキッド角付のTT-02 Tyep-Sが完成
見てください!このスキッド角!
そして、Cハブの5度のキャスターも含めて大幅に角度が付きました。
これでギャップ走破性が大きく向上したのは間違いないですよね!
次のラリーのレースが楽しみです!
追記:スキッドを付けてレースに出た結果
ギャップ走破性がアップしたおかげで、今までと比べてアベレージが大幅にアップ!
予選1回目が終えた段階まではトップのタイムで、2回目の予選で抜かれて2位、決勝ではミスしてしまって2位でゴール!
優勝はできませんでしたが、今までと比べて圧倒的に速くなったので大満足でした。次回以降、優勝を目指して頑張ります。
TT-02 Type-Sをラリー化して、更にその後の改造記事の一覧です。